グローサー・クルフュルスト級戦艦 グローサー・クルフュルスト
ver.1.11で主砲装填時間を21秒から20秒に短縮、副砲(自動)装填時間を6秒から5秒に短縮。
ver.2.3で最高速度到達時間が43.97秒から38.06秒に短縮、最大旋回速度が4.4度秒から4.6度/秒に増加、ダメージ減少率が21%から2%に増加、防郭防御率が15%から25%に増加。
ver.3.1で自動副砲射程が4.5kmから5.4kmに延長、防御機構の変更。
ver.4.4で最高速度到達時間が38.06秒から32.28秒に短縮、副砲オーバーロードⅡ×2を追加。
ver.5.2で主砲口径を420mmから457mmに変更し、それによりHEダメージが1137から1210に増加、火災発生率が9から10%に増加、APダメージが2154から2275に増加、AP弾の初期貫通力が483から502に増加、装填時間が19秒から19.5秒に増加、射程が14.25kmから14.45kmに延長。副砲オーバーロードⅡからⅠに低下。自動副砲散布界の係数を1から0に調整。
Ver.7.0で小口径対空値が242から290に増加。
性能諸元
基本性能
※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし
Tier | 10 | |
---|---|---|
生存性 | 継戦能力 | 64130 |
抗堪性 | ・防郭防御25% ・火災浸水耐性12.50% ・装甲24% ・対水雷防御18% | |
主砲射程 | 14.45km | |
副砲射程 | 7.05km | |
自動副砲射程 | 6.34km | |
機動性 | 最大速力 | 28.34ノット[kt] |
最大出力への到着時間 | 32.28秒 | |
転舵速度 | 4.60度/秒 | |
転舵所要時間 | 19.80秒 | |
隠蔽性 | 12.90km |
・派生艦船
・兵装
主兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 最大ダメージ(火災率)(防郭率) | 装填時間 | 砲塔旋回速度 |
---|---|---|---|---|
457mm L/52 SK C/34, 4基×2門 | HE弾 1210(10%) AP弾 2275(300%) | 19.5秒 | 5度/秒 |
副兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 最大ダメージ(防郭ダメージ率) | 装填時間 | 砲塔旋回速度 |
---|---|---|---|---|
150mm 55口径 SK C/28, 4基×2門 | AP弾 605(150%) | 8.20秒 | 10度/秒 |
自動副兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 最大ダメージ(発火率) | 装填時間 |
---|---|---|---|
128mm L/61, 10基×2門 | HE弾 339(2%) | 4.5秒 |
対空砲 | 種類 | 平均ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|
大口径 小口径 | 339 290 | 3.60km 2.40km |
・艦艇スキル
種類 | 効果 | 持続時間 | クールタイム | 使用可能回数 |
---|---|---|---|---|
ソナーⅡ | 4.5㎞以内の敵艦や魚雷を全て発見する | 25秒間 | 90秒 | 3回 |
精密照準装置Ⅰ | 砲撃精度+25% | 20秒間 | 75秒 | 3回 |
副砲オーバーロードⅠ | 副砲の装填速度と射程が+20% | 15秒間 | 60秒 | 2回 |
ゲーム内説明
ドイツ海軍最後期の戦艦デザインのひとつ。第二次大戦勃発時にデザインされた457mm砲を搭載。本プロジェクトは戦訓を元にしており、強力な対魚雷防御と強化された水平装甲板、改良型の対空火器を備える。
解説
ドイツ戦艦第一ツリーの終着点。カチカチの装甲、非常に強力な副砲群、Blitz界No.1の貫通力を持つ主砲…と、度重なるバフで強力な戦艦に仕上がっている。射程や生存性にバフがかかったBlack Großer Kurfürstも実装済。
・主砲
PC版では3連装主砲だがBlitzでは連装となっている。
性能は口径拡大とともに前級よりも単発ダメージや射程が向上し強力になった。
しかも装填時間は同格ツリー最速の19.5秒であり、APダメージも2275と大和に次ぐほど高いため、DPMは56000とそれなりに高い。しかも、砲弾重量が同格最高な事からか貫通力は同格戦艦最高であり、457mmになったことでバイタルを抜きやすくなっただけでなく、単発ダメージも増加、VPダメージ率も300%に向上している。
しかしドイツ戦艦のお約束である酷い散布は相変わらずで最大散布は408mと同格比では非常に悪く、フリードリヒから悪化した超劣悪な射角もそのままで使いにくさは健在となっている。また、射程も14.45kmと戦艦としては短めになっていることにも注意したい。
それでも今までと違い遠距離主体でもやり合えるほどの火力になったと言えるだろう。
総じて主砲性能は手数が多く威力、貫通力も高いため比較的扱いやすいが、他国の艦に比べるとやはり精度と射程にある程度難を抱える。
・副砲
副砲は手動制御出来る副砲が合計4門になってしまったが両用自動副砲が片方10門となり、目を見張るほどの強力な弾幕を展開できる。自動副砲はHEであり、十分な射程を持ち高威力、更に火災発生を狙え、ダメージレースで優位に立ちやすい。DPMだけで見れば片舷45200と、ハバロフスクの44160(HE)を凌駕する。貫通力の問題で戦艦相手はほぼ半減ダメージとなるがそれでも1分ほどで20000を超えるダメージを出せ、火災によるさらなるダメージも見込める。
さらに自動副砲は破壊されないため接近戦でも火力を常に維持可能。
また手動、自動副砲は散布界、精度も優秀であり、非の付け難い性能をしている。
この副砲は更に性能の底上げを狙え、宇宙迷彩で射程を伸ばすことができ、更に副砲オーバーロードLv1を装備している。副砲特化すれば射程はオーバーロード起動中で手動副砲はなんと 9キロ近く、自動副砲は8.5kmにも及び、元々高い連射力も更に底上げされるので宇宙迷彩を所持しているなら一考の余地あり。
※副砲特化・・・ここでは装備をつけて伸ばした場合。迷彩まで振ればさらに射程が伸びる(もはや接近戦とは?)現状、接近戦特化はプロイセンやシュリーフェンの方が適しているため、主砲に振った方がいいかも知れない。
・対空
対空が同格戦艦最低であり、このゲーム一の巨大な船体は鈍重で雷撃の回避が容易ではなくさらには火災浸水にも弱い。昨今の高対空艦が増えたtier10戦場においては空母からすると与しやすい相手。近くにデモイン、ウースター、ハッランドなど空母への対抗手段を持つ船をつけてもらおう。
・装甲
一言で言うと城
まず、防郭防御は25%、装甲防御24%は尋常ではないほど高く、これは全砲弾ダメージを約4分の1カット''すると言う凄まじき砲弾耐性を持つ。(更にエリート特性で底上げが可能)
装甲厚に関しても圧巻であり、まず、艦首艦尾共に70mmとなっており、同格標準である32mmより遥かに分厚い装甲を有している。
また、甲板装甲は140mmと同格トップの装甲を持ち、同格標準の120mmより優位である。
舷側装甲は350mmと同格標準の406mmには届かず、同格ワーストタイだが、高すぎる防郭防御からあまり撃ち抜かれることはない。しかし、通常貫通や半貫通は貰いやすいのは注意点である。
これだけの装甲やダメージ軽減率を持っていながらHPは64130と同格2位であり、非常にタフである。
恵まれた対弾性能を有しているが過信は禁物。 集中放火、突出するといくらグローサーとは言えどもすぐ溶けてしまう。
・生存性
AP弾耐性については先の装甲の欄で述べたとおり最高クラスとなっている。しかし、榴弾に対してはそうはいかず、デカい船体、鈍さ、火災浸水耐性の低さから非常に弱くなっている。アイツに消されないように...
また、水雷防御はヒストリカル、装備込みで21%まで伸ばせるのでモンタナと変わらないが、 (モンタナがバフされたので、コンカラーほどではないにせよ、順位的には降格)なにしろその巨体と鈍重さゆえに被雷しやすい。
余談だが、上級修理や、ヒス迷彩、体力向上消耗品込みでの総体力は10万を超え、伝説艦長の修理プラスで更に高くなり、被ダメージ11万台と信じられないくらい耐えられる。
とはいえ、史実の大和のように沈む時は沈む。不沈艦など有り得ないので耐久をあまり過信しないことが1番である。
・機動性
図体のデカさからイメージできる通り鈍重である。
意外ではあるが、最高速は28.34ノットと同格5位の速さを誇る。 しかし、最高速まで32.28秒と同格ワースト3位の数値となっており、毎秒0.88ノットしか加速しないため、非常に鈍くなっている。
旋回性能に関しても良好とは言いがたく、転舵速度は4.6度/秒と同格平均レベルであり、転舵所要時間は19.8秒と同格最下位となってしまっている。
咄嗟の方向転換や陣地転換は非常に困難を極め、 状況を見て自分がどこに居ればいいのか先を読んでの行動が重要となる。
旋回の効き始めこそ非常に鈍いものの、効き始めればすんなり曲がってくれるので絶望するにはまだ早い。
・隠蔽性
船体の大きさから分かる通り非常に悪い。まず最初に見つかるがそこまで致命的ではない。そう、ティア10の戦艦などは全ていとも簡単に見つかるから気にしなくていい。
・消耗品
体力、装填時間短縮は必須。お好みで対空か機動性を伸ばそう
・装備
1スロ目は主砲の旋回速度で取り回しを良くするか、集弾率を上げて火力上げるかの二択、副砲射程や装填時間を上げるのも手だがそもそも接近戦が起こりにくいのと副砲ビルドはプロイセンやシュリーフェンの方が適しているので副砲特化にするかは自身のプレイスタイルと要検討。
2スロ目は本艦の難点である加速力か、旋回を上げるかは自由
3スロ目は旋回性能を上げて機動力向上が無難か。
・エリート艦艇特性
・改修済主装甲帯 装甲防御+5%、防郭防御+10%←おすすめ。結構差がある。副砲装填も悪くはないが、活躍する機会が限られるため、こっちを推したい
・副砲特化 副砲装填時間-10%、自動副砲装填時間-10%
・功績 EXPアップ+10%
・総論
ティア10最高クラスの耐久と全艦中最強クラスの副砲を備え、457㎜による破壊力を手に入れたものの、相変わらず主砲精度が悪く、機動性が悪い、良くも悪くもドイツの最終に相応しい、強力な戦艦である。
主砲も締まってくれれば高い手数のおかげでかなりの脅威となり、機動性も動き初めは鈍いが動けばそれなりに動くのでどうしようもない訳では無い。
耐久に関してもHE弾や魚雷には非常に弱く、AP弾には強いなど、得意と不得意が明白で何も考えずに弾を受け続けられる訳ではない。
単独で戦況を変えるのではなく、味方艦と協力して自身の欠点を補ってもらい、耐久を活かして自分が死なない程度に守るのが大切である。
バフで主砲火力が劇的に向上し、つい攻撃的な立ち回りをしてしまいがちだがこれまでの培った経験を活かし、押し引きを見極め、難攻不落の要塞。時には味方を押し上げるプッシャーとなり、味方の要として戦いたい。
単独で勝利は必ず成しえない。味方、チームと力を合わせ、勝利を掴め。
戦闘名誉章
レベル | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
---|---|---|---|---|---|
報酬 | 艦艇exp20k シルバー200k | 艦艇exp20k シルバー200k スチール1 | 艦艇exp20k シルバー200k スチール2 | 艦艇exp20k シルバー200k スチール2 | 艦艇exp20k シルバー200k スチール3 |
ミッション内容 | 20勝 | 防郭60回 | 180万ダメージ | 戦艦40隻撃沈 | 一戦中に12万ダメージ |
史実
本艦は架空艦であり実際には存在しない。Z計画の1隻であり建造される予定であったが…ちょび髭が待ってくれず第二次大戦を開戦した事により計画は一旦中止された。
H39・41・42・43・44まで計画があり戦況悪化に伴って巨大化が進められた*1。しかし、45年の5月にちょび髭が自殺…ドイツは無条件降伏したことにより、計画が実行される事はなかった。
小ネタ
本艦の艦名「Großer Kurfürst(グローサー・クゥァフュルスト、が原音に近い)」は「大選帝侯(der große Kurfürst)」という意味である。史実においてこの名を贈られたのは、ブランデンブルク選帝侯およびプロイセン公でもある「フリードリヒ・ヴィルヘルム(1620~1688)」である。
1640年に彼は弱冠20歳でブランデンブルク選帝侯を継いだが、この時点でブランデンブルクはスウェーデンと険悪な状態であった。というのもポンメルン公国の後継者が死亡し、継承権を巡って利害が対立したためである。1648年に「ヴェストファーレン条約(Westfälischer Friede)」により30年戦争の講和がなされ、スウェーデンはポンメルン地方西部を取得。ブランデンブルクはあまり価値が無い東部が割り当てられることとなった。
この不公平な分割を受け入れて以降、彼は水面下で牙を研ぎ始める…常備軍を設置するための税制の整備と軍備を着実に進めたのだ。1655年にプロイセン公国の宗主国をポーランドからスウェーデンに鞍替えすることでスウェーデンとの関係を正常化。激怒したポーランドに対してスウェーデンと共闘の末にポーランド・ロシア連合軍をワルシャワの戦い(1656年)で撃破。「ラビアウ条約(1656年)」でスウェーデンに対してプロイセンの主権を認めさせることに成功した。その後も支配権を安定させるために各地を転戦した結果、1660年には「オリヴァ条約」において第2次北方戦争が終結する頃にはブランデンブルク=プロイセンはスウェーデンの宗主からほぼ脱退、北東ヨーロッパにおいて確固たる地位を確立した。
後にスウェーデンがフランスと組んでドイツに攻め込んできた「スウェーデン・ブランデンブルク戦争」の際もベルリン近郊のフェールベリンでスウェーデン軍を撃退。1679年にフランス主導の「サン=ジェルマンの講和」を結ぶことでスウェーデンの影響力を完全に排除する事に成功した。この功績により彼は「大選帝侯」と称えられた。彼が68歳でポツダムで亡くなった際には常備軍の兵力は3万以上、優れた税制と他国からプロテスタントの避難民を受け入れる宗教的寛容さは後の「プロイセン王国」を築く基礎となった。
本家の「Großer Kurfürst」は、406mm砲または420mm砲を3連装で搭載しており、ver0.11.1において457mm連装砲8門を搭載したプロイセンと入れ変わる形でプレミアム艦艇になった。Blitzもこれまでのモスクヴァ、ハバロフスク、キーロフのような扱いになるのかと期待されたが2022年4月のver5.4では406mm3連装砲を4基12門搭載したプロイセンがプレミアム艦のまま実装されグローサーはまさかの主砲口径が457mm砲に拡大されるというバフを受けた。12門使いたいなら課金しろという運営の策略だったのである。つまりBlitzのグローサーとプロイセン、本家のグローサーとプロイセンは対極のような存在なのだ。なお本家のプロイセンもグローサーも魚雷を搭載していない。
本家WOWSにおける本艦の主砲は3連装砲塔に収められている為、Blitzでは何故3連装砲ではなく連装砲なのかと憤りを感じる艦長も居るだろう…しかし本来H級戦艦の主砲は連装砲を搭載する予定だったのである。つまりBlitzにおける姿が計画のとおりであり、本家の姿はWGによるアレンジなのである。
今まで多くの艦長が「本艦も3連装砲塔にしてくれ」という要望を送り続けたところ「開発部に知らせておきます」という返答のみで梨の礫であったが、2022年4月のver.5.2において「主砲口径を420mmから457mmに変更」という調整が行われた。予想もしない口径拡大に驚いた艦長も多いだろう…本当にWGは素直じゃないな。
本艦専用の宇宙迷彩「オールデストロイヤー」だが、過去に翻訳ミスで「全ての駆逐艦」として販売された事がある。
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